ビジネスプロフィール写真の写りを良くする撮り方をプロが解説!
写真:真早流結実

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真早流結実

プロフィール写真をはじめ、モデル広告撮影や、ミセス関西コレクションオフィシャルカメラマン、愛知県大府市パンフレット専任フォトグラファーとして行政関係の撮影も行うなど幅広く20年近く活躍している。

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目次

はじめに

SNSやホームページなど、今やビジネスシーンに欠かせない必須アイテム、プロフィール写真。

写真館やフォトスタジオで撮るのではなく、自分であなたらしい1枚を撮影しようとされている方もいるのではないでしょうか。

ここでは、そんなビジネスプロフィール写真を自分で撮影する方に向けた、撮り方や写りを良くするポイントをご紹介します。

ビジネスチャンスを切り開くプロフィール写真の撮影は【スタジオインディ】

ビジネスプロフィール写真の撮影で重要なポイントとは

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ビジネスプロフィール写真は、お客様やクライアントとあなたをつなぐ、効果的なビジネスツールと言えるでしょう。最も大切なことは、自己紹介の文字だけでは伝わらない、あなたの魅力を視覚的に表現することです。

まずは、そのために必要な撮影の重要ポイントを3つみていきましょう。

知らないで撮るよりも、ポイントを踏まえて撮影するだけでグッと魅力的な1枚になるはずです。

撮り方のポイント1:光

撮影の時に最も大切なのは、光です。

明るさや光の色は大きく印象を左右します。特にビジネスプロフィール写真は印象が第一なので、顔がはっきりと写ることを意識してください。

室内で撮影する場合は、室内灯ではなく、太陽の自然光を活用しましょう。室内灯は、光の色によって顔色が変わるので不向きです。窓の近くの明るい場所が良いでしょう。

直接太陽光を当てるのではなく、白いレースのカーテンなどを1枚ひくと程よく全体が明るくなります。

屋外の場合は、逆光で顔が暗くなったり、光が少なくて暗すぎたりすると、綺麗に映ることができませんので注意が必要です。

撮り方のポイント2:構図

ビジネスプロフィール写真は、顔がよく見えないと意味がありません。主役の顔を枠の中心にするのが基本です雰囲気を出したい場合は、左右どちらかに寄せて空間を作っても良いでしょう

また、バストアップ写真においても、全身写真でも、上枠のギリギリ下に頭があると、詰まって余裕がない印象になってしまいます。

頭の上は少し余裕があるように位置を決めることもポイントです。

撮り方のポイント3:場所

顔の印象を目立たせるために白い壁で撮影することが多いでしょう。一番失敗しにくいのも白い壁です。逆に、背景に物がたくさんありすぎてごちゃごちゃしていると、人物に視線が集まりにくいので注意が必要です。

また、ビジネスプロフィール写真は、その人のイメージを伝える役割を担っているので、オフィスやビルの前などでの撮影も一般的。自分のイメージに合わせた場所を選んでみてください。

ビジネスプロフィール写真を撮る前に必要な準備

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写真を撮影するには、様々な準備が必要です。前日までに用意しておくべきことと、当日の準備の2つに分けてご紹介します。

撮影前日までに必要な準備

まずは、どのような写真にするか完成形をイメージして、必要な準備を進めましょう。前日までの準備で写真の仕上がりが変わってくるはずです。

撮影時に着る服装を用意する

ビジネスプロフィール写真を撮る場合、着用する服装はほとんどフォーマルなスーツなど。

スーツを新調しようとする場合、あらかじめ準備しておかないと撮影当日に準備できなくなることも。

男性なら黒・紺・ブラウンといったスーツスタイル、女性なら、黒・紺・グレーといったスーツスタイルがおすすめです。

ビジプロ写真の服装についてより詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください!

【男性版】ビジネスプロフィール写真の服装

【女性版】ビジネスプロフィール写真の服装

撮影用のカメラを用意

最近ではスマートフォンのカメラも高性能ですが、やはりデジタル一眼レフカメラなど、写真専用カメラを用意すべき。

画質だけでなく、光の明るさや、背景のぼかし具合など、クオリティが変わってきます。小さな差かもしれませんが、見る人の印象は大きく異なります。

撮影場所・時間を決める

事前に撮影場所と時間を決めておきましょう。場所は、時間によって日当たりが変わるので、実際の場所に出向いて確認することが必要です。また交通や人の行き来が多い場合は、それが少ない時間帯を把握しておくことで、撮影をスムーズに行うことができます。

撮影の当日に必要な準備

撮影当日は、服装やヘアメイクなど準備が必要です。自分らしく、好印象につながるよう意識をして準備を進めましょう。特に顔まわりを明るくすることが大切です。

髪型・メイクを整える

清潔感や仕事のできる雰囲気にするためにも、髪型やメイクを整えましょう。

髪型のセットは前髪で目が隠れないように注意。目が見えないと、写真を見た人からの信頼度が上がりません

メイクはビジネスシーンに相応しいナチュラルな仕上がりにするのがポイント。特にアイメイクや、リップが濃くならないよう注意です。

失敗が不安な方は、撮影当日ヘアメイクプランを利用するのもおすすめ。プロが撮影に適したメイクをしてくれます。スタジオインディでも、ヘアメイクプランを展開していますよ。

ビジプロ写真の“髪型”についてはこちらの記事で解説しております。あわせてご覧ください!

できる男に見せるビジプロ写真の髪型はこれだ!セット方法やコツを紹介

ビジプロ写真の髪型はどうする?できる女に見せる髪型とセットポイントを紹介

服装を整える

用意した服を着るだけでなく、ネクタイが緩んでいないか、靴が汚れていないか、ホコリが付いていないかと入念にチェックしましょう。

着ている服装はバッチリなのに、着こなしが残念で好印象に繋がらないなんてことが無いように注意です。

ビジネスプロフィール写真の写りを良くするコツ

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ここからは、写真の写りを良くする4つのコツについてみていきましょう。

1.背景をぼかして被写体を引き立てる

背景をぼかすことで、視線を主役である人物に集めることができます。

奥行きと立体感も出るのでおしゃれな印象にもなるでしょう。

ただし、ピントとぼかしをうまく調整することが必要ですので、しっかりとした技術を持つカメラマンに撮影を依頼する必要があります。

ビジプロ写真の“背景”についてより詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください!

ビジネスプロフィール写真の背景は?写りが良くなる背景をプロが解説

2.いくつかの服装で撮影する

実際に目で見たり、鏡で見たりする印象と、写真に写る印象は異なる場合があります。特にトップスやネクタイの色など、顔まわりの服装で大きく印象が変わります。複数パターンを用意して撮影しましょう。

また、一番良い服装をその場で決めてしまうのではなく、全てのパターンを撮影しておき、後から一番写りの良い写真を採用するのが効率的です。

3.明るいところで撮影する

写真全体のイメージは、明るさで決まると言っても過言じゃありません。

なるべく明るいところで撮影し、全体の雰囲気を明るくしましょう。清潔感があり、洗練されたイメージで、信頼感のある印象につながります。

4.ポーズをいくつか試す

これは先ほどの服装をいくつかのパターンで撮影するということと同じ考えです。

一番良い写りになるポーズを採用するため、何パターンかポーズを撮っておきましょう。後になって「いくつか撮っておけば良かった」と後悔しないようにしてくださいね。

どんなポーズをしたらいいかわからない!という方は、ビジプロ写真のポーズについて解説したこちらの記事をご覧ください。

ビジネスプロフィール写真はポーズで変わる!おすすめのポーズを紹介

ビジネスプロフィール写真はプロに任せるのがおすすめ

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ここまで自分たちで準備して、ビジネスプロフィール写真を撮影する方法を解説しました。

しかし読めば分かりますが、準備だけでも面倒って思う方もいますよね。

そんな方は、時間をお金で買うと思って、写真スタジオで撮影してみませんか?

準備がすぐ終わり、良いカメラを買う必要やカメラマンをお願いする手間を省けます。

もちろんそれだけでなく、プロによるポージングの指導や、アングルの工夫など、素人にはできないことを可能にできます。

1万円以上することもありますが、仕事さえ上手く行けば十分回収できる額。必要な投資だと思って写真スタジオを使うことはかなりおすすめですよ。

ビジネスチャンスを切り開くプロフィール写真の撮影は【スタジオインディ】

ビジネスプロフィール写真の撮り方まとめ

いかがでしたか?

好印象のビジネスプロフィール写真を撮影するには、光や場所、構図や服装など、写りがよくなるコツを把握して、入念な準備をすることが大切です。撮影の際は、複数パターンを撮っておくこともポイントです。

また、写真館やフォトスタジオでプロの技術を活用することもおすすめ。

あなたらしい好印象の写真を撮影して、ビジネスのツールとして役立ててくださいね!