女性のビジネスプロフィール写真のアイメイクのコツとアイテム選びを解説
写真:中島麻緋

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ヘアメイクアーティスト

中島麻緋

石原さとみをはじめ、モデルや芸能人を担当するヘアメイクアーティスト。かつては美容師としても活動。ヘアメイクとして東京大阪を中心に映画やドラマ、テレビ局などで活動し、ブライダルやプロフィール写真のヘアメイクも行うなど幅広く活躍している。

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目次

はじめに

「ビジネスプロフィール写真ってどんなアイメイクがいいの。普段はけっこう明るめなアイメイクしてるから分からない。」

本記事ではそんな悩みを解決していきます。

写真を見るとき、多くの人は目から見ます。そのためビジネスプロフィール写真のメイクでは、アイメイクが一番最初に見られると言っても過言ではありません。

本記事ではそんなアイメイクについて、パーツごとのメイク方法や適したメイクアイテムの特徴を紹介していきます。

普段とは違うメイクをする場合でも、本記事を読めば安心ですよ。

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女性のビジネスプロフィール写真の印象は“目”から!

女性のビジネスプロフィール写真のアイメイクのコツとアイテム選びを解説1

実は、人間の顔の印象を決める、最も重要なパーツとなるのは「」であることをご存知でしょうか?

「目は口程に物を言う」ということわざにもあるように、会社の担当者はあなたの目をよく見ています。

弱々しい印象や、目に覇気がない様子では、ビジネスの現場でとっさの判断力に欠ける、向上心がないといった不安を与えてしまうかもしれません。

今後一緒に仕事をするのであれば、生き生きとした印象を感じられる目をしている人を採用したいのは、会社の担当者として当然のことです。

それほど、ビジプロ写真における「目」の位置づけが重要であることがわかります。

アイメイクによって印象的な目元に

ビジプロ写真で真面目さや清潔感やる気などを伝えるには、アイメイクをして目ヂカラをアップさせてみましょう。

ビジプロ写真では、歯が見えるような笑顔で写ることができないので、写真の中で表情に変化をつけることができません。

しかし目ヂカラをアップさせようと、濃いアイメイクをすると、派手な印象やキツイ印象になってしまい逆効果です。

ビジネスプロフィール写真にぴったりなアイテムの特徴とは

女性のビジネスプロフィール写真のアイメイクのコツとアイテム選びを解説2

ビジプロ写真でアイメイクをするのにぴったりなアイテムは

  • ・アイシャドウ
  • ・アイライナー
  • ・マスカラ

この3点です。

では、それぞれのアイテムが持つ特徴を、詳しくご紹介していきます。

アイシャドウの特徴

アイシャドウで最もオーソドックスな色が、ブラウン・ベージュ系です。

この色味は女性らしさを演出するのにぴったり。

落ち着いたピンクやオレンジ系なら、さらに上品で明るい印象を与えるでしょう。

しかしピンクやオレンジ系の色味は、派手にならないように気を付けなければいけません。

またパープルやグリーンなど、ファッション雑誌で紹介されるような色味もやめましょう。

ビジプロ写真は、オシャレ度をアピールする場ではないので、派手な印象を与えてしまい、ビジネスパーソンとしてふさわしくありません。

アイライナーの特徴

アイライナーにはペンシルタイプやリキッドタイプなどがありますが、ビジプロ写真ではリキッドタイプの細めのものがおすすめ

細めのリキッドタイプのアイライナーは、きりっとした目ヂカラ作りにぴったりです。

色は、ブラウン・こげ茶などがキツすぎず、優しい印象になります

目元がぼやけてくる40代の人は、黒のアイライナーを使い、くっきりとした目元作りをしましょう。

マスカラの特徴

マスカラはまつ毛を長く見せるロングタイプや、まつ毛を上向きにするカールタイプのものを選びましょう。

色は黒か、瞳の色が薄い方は濃いブラウンを選びます。

赤や紫などのカラーマスカラ、ラメが入っているものは、ふさわしくありません。

写真にすると、カラーマスカラやラメは非常によく目立つものなのです。

またボリュームタイプのマスカラも、ケバい印象になるので避けましょう。

【年代別】ビジネスプロフィール写真用アイメイクのメイクステップ

女性のビジネスプロフィール写真のアイメイクのコツとアイテム選びを解説3

では、ビジプロ写真用のアイメイクステップをご紹介していきます。

年齢によってメイクの方法や、目元の皮膚やシワの質感も違うので、年代別にご説明していきます。

ビジプロ写真アイシャドウのメイク方法

女性のビジネスプロフィール写真のアイメイクのコツとアイテム選びを解説4

まずはアイシャドウのメイク方法です。

アイシャドウは目元を占める面積が大きいので、色や塗り方によって大きく印象が変わります。

年代別に具体的にご説明していきます。

20代女性向けアイシャドウのコツ

20代の女性は、目元にハリがあるので、あまり濃い色のアイシャドウにせず、ナチュラルなイメージの方が好印象でしょう。

ブラウン系よりベージュ系で薄めのアイシャドウを選びます。

20代にしかない若さや清潔感は、ビジネスの現場ではとても新鮮であり、将来を期待できます。

派手にならない程度のピンクやオレンジのアイシャドウを使うと、若々しさを感じられるので、好印象でしょう。

20代女性がアイシャドウメイクで気をつけるポイント

20代の女性のメイクでは、目とまぶたの間の距離を短く見せようとして、アイホールを幅広く塗りがち。

アイホールを幅広く塗ってしまうと、まぶたが強調されて、ボクシングのあとの選手のように腫れぼったく見えるので、注意が必要です。

目を開いたときに、アイシャドウが少し見えるくらいがベスト。

30代女性向けアイシャドウのコツ

30代の人は、そろそろ落ち着いた色を選びたいところですが、目元にはまだまだ若さが感じられます。

ビジネスパーソンとしての経験や知識も持ち合わせている目ヂカラに、会社の担当者は戦力になりそうだと、期待してビジプロ写真を見るでしょう。

女性としての上品さも感じられる年代なので、華やかさを感じられるベージュや少々濃いめのブラウン系を選ぶのがいいです。

30代女性がアイシャドウメイクで気をつけるポイント

30代の女性で、髪の毛が明るい色の人はブラウン系、暗めの色の人はベージュ系のアイシャドウを使うと好印象です。

20代の女性の初々しさから抜け出した、30代の女性が持つ華やかさを生かすには、少々濃いめのアイシャドウを幅広めに塗ってみましょう。

塗る幅は二重幅になる程度でも構いません。

経験や知識を積んで、即戦力としての強みを持った30代の女性をアピールしましょう。

40代以上女性向けアイシャドウのコツ

40代の女性は、キャリアを積んできた落ち着いた大人の女性であることを、堂々とアピールできる年代です。

目のキワに濃い色を乗せるときは、指で優しくぼかすイメージにしましょう。

筆を使うとアイシャドウの範囲が広がってしまい、ケバくなってしまいます。

アイシャドウのあとに、アイラインを引くのであれば、目のキワにアイシャドウを無理に乗せる必要はありません。

その際は、目元を印象づけられるように、濃いめのアイシャドウで、目頭から目尻に向かってグラデーションをつけていきましょう。

40代以上女性がアイシャドウメイクで気をつけるポイント

40代女性は、目元にも年齢が出てくる頃。目尻のシワやたるみを隠そうと、アイシャドウを濃く塗りがちです。

濃いブラウンのアイシャドウをまぶたにたっぷり塗ると、ビジュアル系メイクになってしまいます。

また、顔色を明るく見せようと色味の強いアイテムを使いたくなりますが、逆に若く見られようと無理している感が出てしまうので避けましょう。

あくまでもビジプロ写真であることを忘れずに、アイシャドウを使いましょう。

ビジプロ写真アイラインのメイク方法

女性のビジネスプロフィール写真のアイメイクのコツとアイテム選びを解説5

次にアイラインのメイク方法です。

アイラインは目の輪郭をくっきりとさせ、目ヂカラを演出する重要なメイクです。

こちらも年代別にご紹介していきます。

ビジプロ写真で好印象となるアイライナーの引き方

ビジプロ写真ではしっかりとアイラインを引くことが重要です。

目から感じ取れる印象が弱めでは、覇気がない、ヤル気がないと捉えられてしまいます。

しかし、気合を入れすぎて目の周りをグルグルと縁取るようなアイラインは、ケバく写ってしまい、ビジプロ写真としてはふさわしくありません。

ここでは年代別にアイラインを引く時のコツをご紹介いたします。

20代女性がアイラインを引く時のコツ

20代の女性は、学生時代のメイク方法から抜け出せずにいる人が多いです。

目尻を跳ね上げたアイラインは、頑固でキツイ印象を持たれます。

また、子どもっぽさを感じてしまうので、少しでも大人っぽく仕上がるように心がけましょう。

コツは、目尻を跳ね上げるのではなく、目尻のラインの延長上に伸ばして引き、アイラインの終わりに向かって引き下ろすイメージです。

30代女性がアイラインを引く時のコツ

若い頃に流行ったメイク方法の影響で、アイラインの目尻を長く伸ばしやすい年代です。

アイライナーは引き方を間違えると、一気にケバくなってしまいます。

目尻をピンと跳ね上げるのではなく、少しタレ目になるようなラインにしましょう。

働き盛りの年代ではありますが、ビジプロ写真でのアイメイクでは、柔らかく人当たりのよい印象をアピールすることができます。

40代以上女性がアイラインを引く時のコツ

40代の女性はまぶたのハリがなくなってくるので、アイラインが若い頃のように、すっと引きにくくなる年代です。

しかし、アイラインの幅を広げると目元が濃くなり、怖い印象になります。

アイラインの幅は0.3mmを保ちましょう。

アイラインが引きにくいからと、アイシャドウを濃くするのではなく、軽くでもアイラインを引くことで、目を大きく見せることができます

目元がぼんやりしてくる年代でもあるので、アイラインで目ヂカラをアップさせて、くっきりとした印象にすることで、老けた印象になることを防ぐことができるでしょう。

ビジプロ写真マスカラのメイク方法

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最後のアイメイクのアイテムはマスカラです。

マスカラを上手に使いこなすことで、目元のぱっちり感が違ってきます。

目元がぱっちり開いて見えると、やる気や快活さをアピールすることができます。

具体的にご紹介していきましょう。

ビジプロ写真で好印象となるマスカラの塗り方

まつ毛をぐっと上向きにするには、まずビューラーで根元からしっかりと上げましょう。

上にぐっとカールして、まつ毛の存在を強く感じられると、デカ目効果はもちろん、生き生きした目ヂカラを感じます。

注意したいのがマスカラ液のつけすぎです。

マスカラ液を一度に大量につけると、液の重みでせっかくビューラーで上げたまつげが下がってしまいます。

マスカラ液から取り出したら、ダマにならないように一度ティッシュオフしましょう。

ティッシュオフは、ティッシュの上で軽く一回転する程度で大丈夫です。

そして3回に分けて重ね塗りしていきます。

キャバ嬢のように、マスカラのつけすぎで目が埋もれてしまうほど、ケバくならないように気をつけましょう。

マスカラを塗る時のコツ

マスカラを塗るときは、ダマにならないことを一番に意識しましょう。

ビジプロ写真で目ヂカラをアピールしたいからと、濃いめにマスカラをつける人がいますが、かえって派手な印象になり逆効果です

しっかりとまつ毛が上にカールしており、マスカラでまつ毛の存在感を少し際立たせるだけでも、十分に印象的な目元になります。

ここまでビジネスプロフィール写真の“アイメイク”について解説してきました♪
その他のメイクパーツについてもまとめております。あわせてご覧ください!

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ビジネスプロフィール写真はプロに任せて印象アップ!

女性のビジネスプロフィール写真のアイメイクのコツとアイテム選びを解説7

ビジプロ写真は、仕事に就くきっかけとなる重要な写真なので、ぜひプロに任せることをオススメします。

写真館やフォトスタジオでは、プロのヘアメイクさんが在籍していたり、系列の美容室と提携しているところもあります。

ビジプロ写真では、どんなヘアスタイルやメイクがふさわしいかを把握しています。

プロの視点で、あなたのメイクを好感の持てるものに仕上げてくれるので、安心してお任せできますよね。

またメイク以外にも、顔色をよく見せてくれるライトや反射板なども用意されています。

姿勢や顔の角度をアドバイスしてもらったり、レタッチなどを全てあなたに合わせて仕上げてくれます。

そしてフォトスタジオには背景やビジネス用のセット、屋外での撮影をしてくれるところもあり、証明写真以外のビジプロ写真も撮影できるので、その点でもオススメです。

ビジネスチャンスを切り開くプロフィール写真の撮影は【スタジオインディ】

女性のビジネスプロフィール写真のアイメイクまとめ

いかがでしたか?

今回はビジプロ写真のアイメイクについてご紹介しました。

ポイントをまとめると

  • ・ビジプロ写真の印象は「目」で決まる
  • ・目ヂカラはアイメイクで印象づけることができる
  • ・ビジプロ写真のアイメイクでは真面目さやヤル気、生き生きとした印象をアピールしたい
  • ・アイシャドウ、アイライナー、マスカラを使い、年代に合ったアイメイクをすることが重要
  • ・どの年代にも共通していえることはオシャレ度をアピールするのではなく、「ビジネス用の写真」だということ
  • ・ビジプロ写真はプロにお任せすることがオススメ

今回の記事を参考にして、ビジネスパーソンとしての成功へのきっかけになるビジプロ写真を撮影してください!